東京電力福島第1原発2号機で、昨年11月に続き2回目となる溶融核燃料(デブリ)の試験的取り出しが完了した。東電は今後の取り出しや保管の方法を検討する材料は増えたと強調するが、本格的な取り出しのめどは立っていない。2011年3月の事故発生からすでに14年余り。「30~40年以内」とする廃炉完了の目標も見直しは必至の情勢だ。
東京電力福島第1原発2号機で、昨年11月に続き2回目となる溶融核燃料(デブリ)の試験的取り出しが完了した。東電は今後の取り出しや保管の方法を検討する材料は増えたと強調するが、本格的な取り出しのめどは立っていない。2011年3月の事故発生からすでに14年余り。「30~40年以内」とする廃炉完了の目標も見直しは必至の情勢だ。