報道陣の取材に応じるフジテレビの清水賢治社長(右)とフジ・メディア・ホールディングスの金光修社長=4月30日午後、東京都港区
 報道陣の取材に応じるフジテレビの清水賢治社長(右)とフジ・メディア・ホールディングスの金光修社長=4月30日午後、東京都港区

 フジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)が、1カ月前に発表したばかりの取締役の人事案を撤回した。フジへの世論の逆風が収まらない中、大株主の外資系ファンドが突きつけた、さらなる刷新の要求に抗しきれなかった形だ。「外圧」に翻弄されるフジの正念場は6月の株主総会まで続きそうだ。