全国各地の放置漁船が行政を圧迫する実態が、共同通信の調査で浮き彫りになった。高齢化する漁師の引退が相次ぐ中、使用されなくなった「船じまい」が課題だ。費用が高額で解体処分できなかったり、所有者が死亡した際に相続が放棄されたりして放置船化するケースも多い。安価で船を引き取り、違法な処分を繰り返す悪質業者に手を焼く自治体も。専門家は、適正な処分に向けたシステムづくりが急務と訴える。
全国各地の放置漁船が行政を圧迫する実態が、共同通信の調査で浮き彫りになった。高齢化する漁師の引退が相次ぐ中、使用されなくなった「船じまい」が課題だ。費用が高額で解体処分できなかったり、所有者が死亡した際に相続が放棄されたりして放置船化するケースも多い。安価で船を引き取り、違法な処分を繰り返す悪質業者に手を焼く自治体も。専門家は、適正な処分に向けたシステムづくりが急務と訴える。