「現代集落」のプロジェクトの拠点となる古民家で、太陽熱温水器の説明をする林俊伍さん=2025年6月3日、石川県珠洲市
 「現代集落」のプロジェクトの拠点となる古民家で、太陽熱温水器の説明をする林俊伍さん=2025年6月3日、石川県珠洲市

 能登半島地震や豪雨で被害を受けた石川県珠洲市で人口減少が進む集落を存続させようと、愛知県からUターンした林俊伍さん(38)が奮闘している。「『限界集落』を『現代集落』へ」と掲げ、電気や水を自給自足する装置を一軒家に導入して実証実験を進める。災害で孤立したときだけでなく、高齢化社会でインフラを維持する際のモデルにもなるとし「取り組みを世界に広めたい」と夢を語る。