被爆者三田村静子さんの紙芝居を使った講話を聞く「交流証言者」の細井奏志さん(右下)=6月30日、長崎市
 被爆者三田村静子さんの紙芝居を使った講話を聞く「交流証言者」の細井奏志さん(右下)=6月30日、長崎市

 広島と長崎に原爆が投下されてから80年の節目の年に、被爆者の数が10万人を割り込んだことが明らかになった。近づく「被爆者なき時代」に記憶継承はどうあるべきか。若い世代の語り部育成や、体験記収集を通じた証言の掘り起こしなど、各地で工夫を凝らした取り組みが進んでいる。