最高裁で勝訴し、喜ぶ原告や弁護士ら=6月、東京都千代田区
 最高裁で勝訴し、喜ぶ原告や弁護士ら=6月、東京都千代田区

 生活保護訴訟への対応を議論する厚生労働省の専門委員会が13日、スタートした。しかし原告側は委員会設置を撤回するよう求めている。救済範囲の縮小など、厚労省に有利な結論を導き出しかねないと懸念するためだ。全面解決に向けて「まずは謝罪が必要」との主張も受け入れられず、両者の溝は深まっている。