福島・中間貯蔵施設
 福島・中間貯蔵施設

 東京電力福島第1原発事故による除染土などの県外最終処分は、原発の廃炉と並んで福島の復興に欠かせない最重要課題だ。中間貯蔵施設(大熊町、双葉町)への搬入開始から10年を超え、政府はようやく工程表をまとめたが内容は新味に乏しい。法律で決められた2045年までの最終処分に向けた課題は多く、地元からは「残された時間は多くはない」「国民的議論を」と懸念の声が上がった。