今年のノーベル生理学・医学賞に大阪大の坂口志文特任教授(74)が決まった。日本の研究に改めて光が当たる明るいニュースとなったが、先行きに対する学術界の懸念は深い。国内では若手研究者が減少、世界に影響を与える有力論文の数も伸び悩む。政府は研究の活性化を求めて国内外の研究者の交流や海外からの人材獲得に力を入れるが、成否には不透明感も漂う。
今年のノーベル生理学・医学賞に大阪大の坂口志文特任教授(74)が決まった。日本の研究に改めて光が当たる明るいニュースとなったが、先行きに対する学術界の懸念は深い。国内では若手研究者が減少、世界に影響を与える有力論文の数も伸び悩む。政府は研究の活性化を求めて国内外の研究者の交流や海外からの人材獲得に力を入れるが、成否には不透明感も漂う。