医療保護入院の問題点を訴える江口実さん(右)と西前啓子弁護士=8月、厚労省
 医療保護入院の問題点を訴える江口実さん(右)と西前啓子弁護士=8月、厚労省

 「まるで拉致監禁。突然羽交い締めにされ、閉じ込められた」。民間の救急車に無理やり乗せられ、遠い他県の精神科病院に医療保護入院を強いられた男性が振り返る。精神疾患はなく、退院後に病院を訴えた裁判では「違法に身体の自由を制限した」として病院に約300万円の支払いを命じた判決が確定した。何が起きたのか。