生誕後しばらくして難治性の「てんかん」と診断され、医師から長くは生きられないだろうと言われた奈緒さんが昨年、50歳を迎えた。毎日、薬の服用が欠かせず、知的障害もあるその奈緒さんと、彼女をずっと育て、見守ってきた母・信子さん。このふたりを40年以上にわたって撮り続けてきたのが、信子さんの弟でドキュメンタリー映画監督の伊勢真一さん。ちょっと距離を置いたところで気に懸け、たまに思い出したように訪れてはカメラを回す。
生誕後しばらくして難治性の「てんかん」と診断され、医師から長くは生きられないだろうと言われた奈緒さんが昨年、50歳を迎えた。毎日、薬の服用が欠かせず、知的障害もあるその奈緒さんと、彼女をずっと育て、見守ってきた母・信子さん。このふたりを40年以上にわたって撮り続けてきたのが、信子さんの弟でドキュメンタリー映画監督の伊勢真一さん。ちょっと距離を置いたところで気に懸け、たまに思い出したように訪れてはカメラを回す。