神戸空港島で撮影用のフェンスを作るスタッフ(神戸フィルムオフィス提供)
神戸空港島で撮影用のフェンスを作るスタッフ(神戸フィルムオフィス提供)

 鄭義信(チョンウィシン)が作・演出を手がけた同名舞台が原作の本作。2008年、新国立劇場と韓国・芸術の殿堂(ソウル・アーツ・センター)の共同制作として初演されて以来、再演を重ね、日本演劇史に残る傑作として高く評価されてきた。数々の賞を受賞し、25年には日韓国交正常化60周年を記念して、10月から両国で再演が行われている。こうした舞台のヒットから、18年に鄭自身の脚本・監督によって映画化されたのが本作である。