幼少の正井礼子さんを抱く30歳ごろの母、周藤勝江さん
幼少の正井礼子さんを抱く30歳ごろの母、周藤勝江さん

 子育てを手伝ってくれていた実母が、突然、肝硬変で倒れました。上司に「今後の働き方について相談したい」と言うと「仕事をやめて、全力でお母さんの介護をしなさい」と強い口調で言われ、夫も働き始めていたので32歳で退職したのです。

 通院が疲れるという母のため、亡くなるまで自宅で介護しました。夫の協力もあり、余命宣告1年が、なんと14年に延びました。お酒を一滴も飲めない母が、なぜ肝臓を悪くしたのか不思議でしたが、輸血によるC型肝炎からと判明。実は、母は6回もの中絶を経験し、水子供養のお寺にも何度か一緒にお参りしたことがありました。40代から生理のたびに体調を崩し、家で横になっていました。50代で子宮摘出の手術をし、その時の輸血が原因だろうと。