エッセー・評論

汀にて

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 政治家、企業家の言葉をもっとじっくり聴きたいとおもうことが少なくなった。こころの襞(ひだ)に染みわたるような重厚な言葉をかれらが口にしなくなったからだろうか。それとも、性急な答えばかり求め、他人の言葉をじっくり聴くという耐性をわたしたちがなくしてしまったからだろうか。

 いずれにせよ寂しいことである。そしてわたしたちにとって不幸なことでもある。政治においてだけではない。ふだんの会話にあっても、多くの言葉は滑るようにいずこかへ消え、その空白を埋めるためにだけあるような言葉が泡のように吐かれる。言葉ってこんなにも軽く、こんなにも薄いものだったのかと、うら悲しい思いに浸される。

2013/4/27

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