エッセー・評論

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 「最近の学生は、なんか合わないなと思うと、文句も言わないで知らぬまにすーっと消えてなくなるね」と、職場で若い先生と感想を漏らしあったことがある。ゼミや懇談会などでも、何かおかしいと思うことがあるなら、苦情を言う、注文をつけるといったことをしてほしいのだけれど、あるいはせめて憮然(ぶぜん)とした顔を見せつけてほしいのだけれど、次に集まったときにはもういなくなっている。

 ある場の空気に違和を感じたとき、ひとは、とくに若い世代は、ふてくされたり、わざと空気を乱したり、仲間と組んで抵抗したりするものだとずっと思ってきた。違和感から抵抗まで、さして隔たりはないと思ってきた。違和感といえば、すぐに「反体制」とか「カウンターカルチャー」とか「ドロップアウト」といった対抗もしくは不従順を思い浮かべる世代に属するからかもしれない。

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2014/6/1
 

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