エッセー・評論

汀にて

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 メディア(媒体)の存在は、基本的に善悪、正邪にニュートラルなものである。写真や映画の発明は正確な視覚的記録や新しい芸術を可能にしたが、同時に発明されてすぐに政治宣伝や地下の淫靡(いんび)な快楽のために用いられもした。携帯電話や電子メールの出現は業務を飛躍的に効率化したが、同時にわたしたちの社会において人と人との関係を濃密にするかに見えてじつは崩してゆく一つの要因ともなった。

 それらがきわめて両義的な装置であり媒体であることは、だれもが使用するなかで実感していることだ。

2019/2/2

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