エッセー・評論

汀にて

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 20年前、〈弱さ〉について考えているさなかに、伊勢真一監督のドキュメンタリー映画「えんとこ」を観(み)た。「えんとこ」とは「遠藤さんとこ」「縁のあるところ」という意味である。

 遠藤滋さんは幼時の脳性マヒによる重度障害者だ。足で字を書くというふうに、体の使えるところは全部使って生きてきた。そして東京都立の特別支援学校専任教員になった。やがて障害がさらに重くなって、退職を余儀なくされた。が、24時間要介護の身になってあえて母親の元を離れ、見知らぬ若者たちの手を借りて一人暮らしを始める。一人では何もできなくなっても、それでも教師を続けようとした。その場所「えんとこ」を、大学時代からの友人、伊勢監督が3年をかけて撮った。

2019/7/30

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