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雪崩に巻き込まれた登山者の遺体発見現場で手を合わせる捜索隊員ら=1997年4月6日、養父市関宮、氷ノ山 行方不明となった3人を捜す捜索隊員=1994年2月15日、香美町村岡区、スカイバレイスキー場 84歳の男性が亡くなった現場。雪下ろし中に屋根から転落したとみられる=2011年1月30日、豊岡市日高町東河内 除雪の人手不足を受け、家屋に積もった雪を下ろすボランティアら=2012年2月3日、新温泉町多子
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雪崩に巻き込まれた登山者の遺体発見現場で手を合わせる捜索隊員ら=1997年4月6日、養父市関宮、氷ノ山

行方不明となった3人を捜す捜索隊員=1994年2月15日、香美町村岡区、スカイバレイスキー場

84歳の男性が亡くなった現場。雪下ろし中に屋根から転落したとみられる=2011年1月30日、豊岡市日高町東河内

除雪の人手不足を受け、家屋に積もった雪を下ろすボランティアら=2012年2月3日、新温泉町多子

  • 雪崩に巻き込まれた登山者の遺体発見現場で手を合わせる捜索隊員ら=1997年4月6日、養父市関宮、氷ノ山
  • 行方不明となった3人を捜す捜索隊員=1994年2月15日、香美町村岡区、スカイバレイスキー場
  • 84歳の男性が亡くなった現場。雪下ろし中に屋根から転落したとみられる=2011年1月30日、豊岡市日高町東河内
  • 除雪の人手不足を受け、家屋に積もった雪を下ろすボランティアら=2012年2月3日、新温泉町多子

雪崩に巻き込まれた登山者の遺体発見現場で手を合わせる捜索隊員ら=1997年4月6日、養父市関宮、氷ノ山 行方不明となった3人を捜す捜索隊員=1994年2月15日、香美町村岡区、スカイバレイスキー場 84歳の男性が亡くなった現場。雪下ろし中に屋根から転落したとみられる=2011年1月30日、豊岡市日高町東河内 除雪の人手不足を受け、家屋に積もった雪を下ろすボランティアら=2012年2月3日、新温泉町多子

雪崩に巻き込まれた登山者の遺体発見現場で手を合わせる捜索隊員ら=1997年4月6日、養父市関宮、氷ノ山

行方不明となった3人を捜す捜索隊員=1994年2月15日、香美町村岡区、スカイバレイスキー場

84歳の男性が亡くなった現場。雪下ろし中に屋根から転落したとみられる=2011年1月30日、豊岡市日高町東河内

除雪の人手不足を受け、家屋に積もった雪を下ろすボランティアら=2012年2月3日、新温泉町多子

  • 雪崩に巻き込まれた登山者の遺体発見現場で手を合わせる捜索隊員ら=1997年4月6日、養父市関宮、氷ノ山
  • 行方不明となった3人を捜す捜索隊員=1994年2月15日、香美町村岡区、スカイバレイスキー場
  • 84歳の男性が亡くなった現場。雪下ろし中に屋根から転落したとみられる=2011年1月30日、豊岡市日高町東河内
  • 除雪の人手不足を受け、家屋に積もった雪を下ろすボランティアら=2012年2月3日、新温泉町多子

 「大災害の時代」とも言われる平成時代には、自然災害で多くの人命が奪われた。真っ先に思い浮かぶのは、阪神・淡路と東日本の二つの大震災、それに西日本豪雨などの風水害ではないだろうか。実は、雪による被害「雪害」でも多くの人が亡くなっている。大震災が発生した1995年と2011年を除くと、死者・行方不明者の合計は風水害に次ぐワースト2位だ。県土の3分の1が豪雪地帯の兵庫県でも被害は相次いでいる。(田中伸明)

 内閣府のまとめでは、自然災害の内訳のデータがある93~17年で、雪害による全国の死者・行方不明者が災害別の最多を記録した年は計12カ年に上る。1年当たり平均50人が亡くなっている計算だ。

 総務省消防庁のシーズンごとの集計では、死者・行方不明者の最多は05年12月~06年3月の152人だった。この時の大雪は「平成18年豪雪」と命名され、各地で積雪量の記録を更新。雪下ろし中の事故などで多くの死者が出た。

 除雪中の死亡事故は兵庫県でも続発している。11年1月と12年1月には豊岡市日高町と養父市大屋町で、それぞれ雪下ろし中だったとみられる84歳と83歳の男性が自宅や車庫の屋根から転落し死亡。18年1月には、香美町村岡区で雪かきをしていた78歳の男性が水路に転落して亡くなった。

 屋根などに積もった雪は凶器にもなる。06年3月には新温泉町で87歳の女性が自宅の軒下で凍死。自宅の屋根から落ちてきた雪に埋もれたとみられる。10年1月には豊岡市で、雪が積もった農業用ビニールハウスが倒れて中にいた夫婦が下敷きになり、77歳の妻が死亡した。

 近年の雪害で亡くなったのは高齢者がほとんど。人口減や高齢化で除雪の人手が不足していることが背景にあるとされる。

 防災科学技術研究所雪氷防災研究センター(新潟県長岡市)の上石勲センター長(59)は、除雪中の事故を防ぐポイントについて「ヘルメットや命綱を着ける、周りに声を掛ける、1人でやらない、などの対策が欠かせない。持病が悪化するケースも多いので、気分が悪いときは作業しない判断も大切」と指摘する。

 平成の前半には、兵庫県内でも雪崩による死者が相次いだ。97年1月には養父市の氷ノ山で登山者5人が行方不明になり、同4月になって全員の遺体が発見された。雪がひさし状に張り出した雪庇を踏み抜いて谷に転落、誘発された雪崩に巻き込まれたとみられる。

 94年2月にも香美町の村岡区と小代区のスキー場で、スキー客ら計4人が雪崩により亡くなった。

 昭和時代にさかのぼると、63(昭和38)年には「三八豪雪」と呼ばれる大雪で全国的に雪崩が多発。兵庫県砂防課によると、県内でも新温泉町で裏山からの雪崩が相次ぎ、民家7戸が倒壊、計14人が亡くなった。

 近年は雪崩の被害は減っているが、上石さんは「ゲリラ豪雨と同様、局所的、短時間に集中して降るケースが増えている」と警告する。県内で民家5戸以上の「雪崩危険箇所」は但馬などの7市町で計1314カ所、計82平方キロメートルに上る。「たくさん雪が降ったときや、暖かくて雪が解けそうなときは、危ない場所に近づかないことが大切です」

 雪の被害は県南部の都心部でも無縁ではない。雪害の統計には含まれないが、雪による交通事故や転倒が多発しており、注意が必要だ。

2019/1/21

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