• 印刷
濱田美智子さん(中央)と伴走者の次女明佳さん(右)。後ろは共に走った阪口真平記者=19日午後、神戸市兵庫区(撮影・大山伸一郎)
拡大

濱田美智子さん(中央)と伴走者の次女明佳さん(右)。後ろは共に走った阪口真平記者=19日午後、神戸市兵庫区(撮影・大山伸一郎)

濱田美智子さん(中央)と伴走者の次女明佳さん(右)。後ろは共に走った阪口真平記者=19日午後、神戸市兵庫区(撮影・大山伸一郎)

濱田美智子さん(中央)と伴走者の次女明佳さん(右)。後ろは共に走った阪口真平記者=19日午後、神戸市兵庫区(撮影・大山伸一郎)

 第7回神戸マラソン(神戸新聞社など共催)が19日、神戸市役所前をスタート地点に開かれた。今回は明石海峡大橋の下をくぐって折り返す新コースで、フルマラソン(42・195キロ)に1万9709人が参加。開港150年目を迎えた港町を駆け抜け、沿道の約60万人が声援を送った。

 今大会には、障害者枠で約200人が出場した。5回目の挑戦となる全盲ランナー濱田美智子さん(63)=神戸市垂水区=は、伴走の次女明佳(さやか)さん(33)とともにゴール。「親子2人4脚」の42・195キロに“伴走”した。

 濱田さんの神戸初挑戦は2013年の第3回。元消防士の夫一幸さんが伴走するはずだった。ところが、大会を前に一幸さんが他界。そこで明佳さんが伴走者を務めることになった。開会セレモニーで「しあわせ運べるように」が流れ「震災で奔走した夫を思い出した」と濱田さん。黄色い手袋の両手を掲げ、スタートした。

 明佳さんは進路変更に気を付けて、後方を何度も確認。道幅の狭いJR鷹取駅付近などでは、コースの形状を母に説明しながら伴走した。

 これまでは給水所で立ち止まって時間をロスする場面もあったが、今回は事前に伴走用のひもの受け渡しを練習し、スムーズに給水ができるようになった。

 15キロ付近には濱田さんの孫2人が駆け付け、声援を送った。折り返し後、沿道にいる孫らとハイタッチを交わし、元気をもらった。

 28キロ付近に待ち構えていたのは、視覚障害のあるランナーの練習会などを主催する「ひょうご伴走歩協会」のメンバーら。疲れの見え始めていた濱田さんに、笑顔がよみがえった。

 30キロを過ぎてペースが落ちると、明佳さんが「35キロの給食に(濱田さんが好物の)みかんがあるよ」と励ました。浜手バイパスや神戸大橋など最後の上り坂ではさすがに歩く場面も見られたが、神戸・ポートアイランドに入りラスト1キロでスパートをかけた。タイムは4時間57分25秒(ネット)。長年の目標だった5時間切りを見事達成した。

 ゴール後、明佳さんに倒れかかるように抱きつき「5時間を切るのがこんなに大変だとは思わなかったけれども、伴走者を信頼しきってるから」と手を握った。「主人も見てくれてるんじゃないでしょうか」と晴れ晴れとした表情だった。(阪口真平)

2017/11/20

天気(8月18日)

  • 31℃
  • 22℃
  • 10%

  • 30℃
  • 19℃
  • 0%

  • 32℃
  • 21℃
  • 0%

  • 34℃
  • 20℃
  • 0%

お知らせ