物資とともにヒマワリの種を配る被災地支援に取り組んでいるボランティア団体「ひまわりの夢企画」(神戸市垂水区)が、第7回神戸マラソンに合わせ、コースとなる同区の国道2号沿いにヒマワリを咲かせる。15日に種まきがあり、約50人が参加した。
阪神・淡路大震災の復興のシンボルでもあるヒマワリでランナーを応援したいと同団体が企画し、今回が初めて。同団体は毎夏、同区平磯1の国道2号沿い(約700メートル)にヒマワリを咲かせるとともに、東日本大震災や熊本地震の被災地に種とともに食器などの支援物資を送る活動を続けている。
この日は、会員らが今夏と同じ区画に手作業で苗と種を植えた。コースの22キロ付近となり、当日は約4千の大輪が全国から集うランナーを楽しませる。代表の荒井勣(いさお)さん(71)は「ヒマワリの花でランナーを勢いづけたい。熊本や東北から参加するランナーにもぜひ見てほしい」と話していた。(後藤亮平、井上 駿)