チェック 特集 号砲まで2カ月(4完4) 実行委員会・西川会長に聞く2017/9/19

 長らく県立高校で陸上部監督を務めて勝敗にこだわってきたが、2015年までの19年間、発展途上国のマラソン運営支援に関わり、勝ち負けより大事なスポーツの要素を学んだ。「心を明るくし、心の健康をつくる」というスポーツのよさを伝え、より多くの人に心健やかに過ごしてもらえるよう力を尽くしたい。

 マラソン大会は記録が追求されがちだが、近年チャリティーの要素が重視されてきた。神戸マラソンも被災地を支援している。阪神・淡路大震災からの復興への感謝も神戸マラソンならではの取り組みで、「自分のため以上に、人々のために走る」という精神がランナーに根付きつつある。

 第7回大会後、国際陸上競技連盟(IAAF)が認定するマラソン大会の国際格付け「ブロンズラベル」への申請を予定。マラソンブーム後も盤石な大会として残り、海外の有力新人の登竜門になるような国際的な大会を目指したい。

 
 

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