• 印刷
神戸新聞NEXT スタジオでアスリートワンプレート料理教室を開く奥田佐智子さん=川西市大和西2
拡大

神戸新聞NEXT

スタジオでアスリートワンプレート料理教室を開く奥田佐智子さん=川西市大和西2

  • 神戸新聞NEXT
  • スタジオでアスリートワンプレート料理教室を開く奥田佐智子さん=川西市大和西2

神戸新聞NEXT スタジオでアスリートワンプレート料理教室を開く奥田佐智子さん=川西市大和西2

神戸新聞NEXT

スタジオでアスリートワンプレート料理教室を開く奥田佐智子さん=川西市大和西2

  • 神戸新聞NEXT
  • スタジオでアスリートワンプレート料理教室を開く奥田佐智子さん=川西市大和西2

 スポーツに取り組む人たちをターゲットにした「食」を提供する食堂や料理教室が、兵庫県内で増えている。食事面から筋力アップや疲労回復、けが予防などを目指す「アスリート食」。背景には、神戸マラソン(11月19日、神戸新聞社など共催)などの市民マラソンが普及し、日常的な運動文化が広がってきたことがある。料理を楽しみつつ、体づくりの情報を交換-。そんな市民アスリートから支持を得ている。(坂山真里緒)

 「フルマラソンで35キロ以降に失速してしまうのは、糖質が不足して筋力が落ちてしまうから」

 9月上旬。奥田佐智子さん(48)が川西市のスタジオで開く「アスリートワンプレート教室」(TEL050・3592・5264)。料理教室は2013年に始めたが、自身がマラソンに挑戦する中で、スポーツにも日々の食事が大切と実感した。昨年6月にアスリート向けを開設。専門知識を活用した独自のレシピを、一皿に詰め込み提供する。

 「調味料が少なくてもおいしく味付けできるのが分かった」と村田規子さん(52)=神戸市東灘区。甲南大学でアメリカンフットボール部に所属する息子のために通い始めたが、自分自身にも変化が表れたという。「体が軽くなり、走りたいなと思っている」

 気軽に集える「アスリート食堂」も人気だ。鹿児島県の鹿屋体育大学が監修した「鹿屋アスリート食堂」は東京や大阪などに計6店舗を展開。ランニングコースとして人気の皇居に近い店舗では、市民ランナーが行列を作っている。

 神戸市内では「iro-hanaかふぇ食堂」(中央区元町通4、TEL078・361・1618)が「アスリート定食」を提供。元高校球児のオーナーの吉川哲雄さん(36)は「アスリートが集う場所を」と1年前に食堂を開いた。

 和食の料理人だった経験を生かしつつ、スポーツ栄養学に基づき、高タンパク、低カロリーを実現。月に4回、夕食付きのランニングイベントも開催し、毎回10人ほどのランナーが〝栄養補給〟に参加する。

 また、神戸学院大栄養学部(同市西区)の学生と六甲バター(同市中央区)は共同で、神戸マラソン向け「マラソンレシピ」を作成。食品市場でもアスリート食は注目されており、食品メーカー井村屋は糖質と塩分補給が可能な「スポーツようかん」を販売するなどしている。

2017/9/21
 

天気(9月7日)

  • 34℃
  • 27℃
  • 20%

  • 36℃
  • 24℃
  • 40%

  • 35℃
  • 26℃
  • 20%

  • 35℃
  • 25℃
  • 30%

お知らせ