チェック 長田名物のみかん水「アップル」 神戸マラソンでも?2017/9/26

 県と市の行政機関が入る予定の新長田合同庁舎(神戸市長田区二葉町5)をにらみ、隣接する二葉町四丁目自治会が地元の名物飲料であるみかん水「アップル」を使ってにぎわいづくりに取り組む。10月3日の起工式に早速アップルを販売し、自治会をアピールする。(坂山真里緒)

 アップルは同区の兵庫鉱泉所で製造され、同区や兵庫区などで親しまれてきたが、今では一部のお好み焼き屋などでしか見られないという。

 新長田駅南再開発地区ではにぎわいを創出しようとさまざまな策を練っており、同自治会は、地域の〝お宝〟である「アップル」に目を付けた。庁舎建設をきっかけにアップルを地域資源として活用し、住民と来庁者らの交流をもくろむ。

 同自治会は「アップル 二葉町4丁目で街飲み!」と書かれたのぼりを作成。自治会に属する4店舗が協力し、アップル販売強化に向けた準備が進む。庁舎の起工式や神戸マラソン(11月19日)など、イベント開催時には「アップル・スタンド」を設置。米国の子どもたちがレモネードを売って社会参加する「レモネード・スタンド」に倣い、地域の子どもたちに販売してもらう。

 「ここに来たら、アップルを飲みながら交流して」と、自治会内の六間道四丁目商店街理事で呉服店を営む増井宏行さん(58)は期待している。

 起工式当日は、庁舎建設地東のためがね酒店前で午後2時すぎからアップルを販売する。1本100円。

 
 

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