コンビニの主力商品のおにぎりで、「値ごろ」と「リッチ」の二極化が進んでいる。節約志向が強まり、各社は定番の味でコスパを競う。同時に300円近い高価格帯の商品も、インバウンド(訪日客)らの需要を満たす。2024年の人気ランキングでは主要4社すべてで「ツナマヨ」系が連覇した。ただコメ高騰が続き、定番品の値ごろさの維持が課題となる。
おにぎりの普及活動を進めるおにぎり協会(神奈川県鎌倉市)が、24年のコンビニのおにぎりの人気を調べた。調査は16年に始めており、今回が7回目。同協会がセブン-イレブン・ジャパンやファミリーマート、ローソン、ミニストップの4社から、24年のおにぎりのランキング(個数ベース)のデータを取得した。