テレビドラマ「エルピス-希望、あるいは災い-」(関西テレビ制作)のプロデューサー佐野亜裕美さんが、出産したことをX(旧Twitter)で報告した。
佐野さんは「つい先日出産をし、産休に入っております」と報告し、「カンテレ業務への復帰は保育園次第なところもあり時期はまだ未定です」としつつ、「打ち合わせなどは年が明けたらゆるゆると復帰していく予定です」と年明けには再始動に向けて少しずつ仕事に取りかかる意向を示した。
佐野亜裕美さんは1982年生まれ。東京大学教養学部を卒業後、TBSに入社し、「カルテット」などの話題作を手がけた。その後、制作現場から外されたことを機に2020年に関西テレビへ入社し、2021年に「大豆田とわ子と三人の元夫」、2022年には長澤まさみさん主演で実在の冤罪(えんざい)事件から着想を得た「エルピス」を制作し、日本民間放送連盟賞テレビドラマ部門最優秀賞など数々の賞に輝いた。
40代を迎えた佐野さんは「不妊治療でいろいろあったり高齢出産だったりで、今まで先々の予定をお伝えできなかった皆様、ご迷惑をおかけしました。出産3日前に民放連の授賞式に出られたのがいい記念になりました」と11月7日の授賞式が出産間近だったことを明かした。
佐野さんは民放連最優秀賞を受けて、「『正しいこと』などないかもしれない。それでも少しでも、私たちが生きる世界をより良くしたいという夢を見て、たくさんの仲間たちと一緒に奔走できた熱く幸福な夏でした」「一度は闇に葬られかけたこの企画を共に作り、支えてくれたたくさんの仲間たち、そして深く愛してくださり、このドラマをここまで連れてきてくださった視聴者の皆さんに、あらためて深く感謝申しあげます」と謝辞を述べた。
佐野さんは「仕事復帰しましたらまたよろしくお願いします」と結んでいる。