近年「モバイルバッテリー」の発火事故が増加しています。取り扱いに注意が必要なことは理解していても、「発火してしまった時、どうしたら良いかわからない…」という方もいるのではないでしょうか?独立行政法人製品評価技術基盤機構「NITE」の公式Xアカウント(@NITE_JP)が、対処法を紹介しています。
■発火した際、消火に「水」の使用もOK!
モバイルバッテリーが発火してしまった時、実は「水」を使用することもできます。近くに消火器がない場合は、「火花が収まったあとに」ペットボトル等で大量の水をかけましょう。ただし、消火できないと思ったら、すぐに避難して消防に通報を。
【状況別の対処法】
▽バッテリーが膨らんだ場合
膨らんだバッテリーは事故が起きる可能性がある状態。「金属製容器」や「土鍋」に入れることで、発火してしまった場合のリスクを減らすことができます。触れないくらい異常な熱さになっている場合は、すぐに充電を中止し、大量の水の中に入れたり水をかけ続けたりして発火を防ぎ、販売事業者へ相談しましょう。
▽バッテリーが発火した場合
煙や炎が吹き出している時は、絶対に近寄らないでください。火花が収まったら「大量の水」をかけて消火し、可能であれば水没させて消防機関へ通報しましょう。バッテリーは消火した後も熱をもっています。消火後に冷却しないまま可燃物に接触すると新たな火災に発展する恐れがあるので要注意。
▽出典:独立行政法人製品評価技術基盤機構「NITE」 公式X/モバイルバッテリー発火時の対処法