昭和時代に発売されていた幻のファンタがSNS上で大きな注目を集めている。
きっかけになったのは「ファンタグレープの人工着色料への批判が高まり、着色料を抜いたら金色の液体になってしまったので無理矢理『ゴールデングレープ』に。これはその発売当時のもの。」とその空き缶を紹介したジュース瓶研究家のme_young_sitterさん(@me_young_sitter)の投稿。
1975年から1977年というごく短い期間発売されていたファンタ・ゴールデングレープ。なんともユニークな歴史を持つレア商品だが、2024年2月5日に期間限定でリバイバル発売されるなど、一定の支持があるようだ。me_young_sitterさんに話を聞いた。
--この缶を発見されたのは?
me_young_sitter:いつものように登山がてら古い瓶や缶を探していたところ、発見しました。場所については関東甲信越地方の某所、とさせてください。
--見つけた際は。
me_young_sitter:昭和時代のファンタはよく見つかりますが、ゴールデングレープ缶はわずか2年の発売期間だったので珍しいなと思いました。
--投稿に大きな反響がありました。
me_young_sitter:ある程度予想はしていたことですが、やはりファンタゴールデンアップルに話がおよびました。ゴールデンアップルはその存在の肯定派と否定派がおり、必ず対立が起こってしまうので危惧はしていましたが…。でも昔の懐かしい思い出を語っていらっしゃる方がほとんどで、昔を思い出すきっかけを作れたことはよかったと思います。
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SNSユーザー達から
「1984年が舞台のアルフィー物語ドリームジェネレーションにも登場してました。」
「他ににも甘味料を変えただけでアップルを発売。アップルは好きな味付けでした」
「家庭雑誌の手芸の特集で「毛糸をファンタで染める」というのがあったなのわのよ」
など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。
なおme_young_sitterさんはこの他にも日々、X上でジュース瓶や昭和レトロについて発信している。ご興味ある方はぜひチェックしていただきたい。
(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)