排泄をする場所であるトイレ。ですが、最近は他の使い方でトイレを使う人たちが存在しています。普通と違った使い方をする人のことを描いた漫画『音と臭い大丈夫?』(作:みくるべさん)が、多くの共感の声を集めています。
みくるべさんが外のトイレでたまに遭遇するのが、トイレでショート動画を撮っている人たちです。プライバシーの最たるトイレでの撮影行為に、みくるべさんは「これが令和......!!」と内心衝撃を受けつつ、横を通り過ぎます。
衝撃の後、みくるべさんは「こういう音楽に合わせて動画撮るやつって、こちら側の音は入らないのかな?」や「ぶりぶり言わせちゃっていいのだろうか……」など、さまざまな問題が頭をよぎってしまうのでした。もし音が入るのなら、世界中に自分のトイレ音が拡散される可能性があります。
そこからさらに考えが発展し、「嫌だな~~っていうか嫌じゃないのかな?お願い嫌がって?他人の音と臭いを感じ取りつつ撮影を続行するのはもはやプロの域」と、悩み苦しむ羽目に。音姫を使おうかと考えるも、「音姫もだめなんじゃ?いやでも、ここトイレだし、私には排尿する権利がある...はず...」と悩みは尽きません。
それでもショート動画の音は鳴りやまず、撮影は続行されている様子です。ついに根負けしてしまったみくるべさんは、撮影している人たちには申し訳ないと思いつつもトイレの水を流すのでした。
読者からは「遭遇したことあります。鬼共感」「むしろ音姫はガンガン流したいです笑」「これは気まずい…外でやってくれ!!︎」など、共感の声が圧倒的に集まりました。そこで同作について、作者のみくるべさんに話を聞きました。
■現実の音は聞こえないから大丈夫
ー同作を描くきっかけは。
こういった場面に何度か遭遇したため、よくあることなのかな?と気になり描きました。
ーショート動画撮影以外にも「令和だな」と感じたことはありますか?
どこでも撮影するのが当たり前になってきたので、誰かの動画に自分も映っているのかなと気になります。
ー同作へのコメントの中に気になったものは。
現実の音は聞こえないから大丈夫というコメントをいただき、ひとまず安心できました笑
ー読者に一言お願いします!
漫画を通して日常のふとした疑問をみなさんと共有できるのが楽しいです。ありがとうございます。
(海川 まこと/漫画収集家)