このサンタが元々はパイプクリーナーだったとは…(Green Pepperさん提供)
このサンタが元々はパイプクリーナーだったとは…(Green Pepperさん提供)

昭和の頃、クリスマスツリーの飾りとしてよく使われたモールのサンタ。

今、SNS上ではあのモールサンタが、元々は喫煙用のパイプ掃除のために作られたものだという事実が大きな注目を集めている。

「昔のポストを読んでいて、このモールで出来たサンタクロースのことを『パイプクリーナー・サンタクロース』と呼ぶのを知りました。モールは昔、喫煙用のパイプ掃除のために作られたそうで、第二次世界大戦直後にこのモールを使って作るオーナメントが流行したそうです。」

と紹介したのはGreen Pepperさん(@r2d2c3poacco)。

煙突から入ってくるサンタだけに、パイプ掃除にはたしかにぴったりかもしれない…Green Pepperさんにお話を聞いた。

ーーサンタがパイプクリーナーだったと知った際は。

Green Pepper:先ず、子供の頃工作で遊んだモールが、実はパイプ掃除用に作られたというのが衝撃でした。パイプ煙草を吸う人しか知らないですよね。

ーー投稿に大きな反響がありました。

Green Pepper:「父親がタバコの他にパイプも吸ってたので机の引き出しにモールが入ってました」と言う感想をいただき、これが事実だと確信しました。また興味深かったのは、モールと言えば横溝正史原作の映画「悪魔の手毬唄」を思い出す方がいて、調べると、村に輸出用のクリスマス飾りのモール作りの内職を仲介する人物が現れるらしくて、結局それに出資した家が没落する内容らしいです。小説が書かれたのが1957年辺りらしいので、あのパイプクリーナー・サンタクロースはそう言う家内作業で作られて全国に広まったんだろうなと想像しました。私を含め、そのころ子供だった現在熟年の方々にとっては忘れられない懐かしいサンタクロースなのです。

◇ ◇

SNSユーザー達から

「うちは父親がタバコのほかにパイプも吸ってたので 引き出しの中に色とりどりのモールが入ってた (その時、パイプ掃除に使うと知った。たぶん、まだどこかにあったはず)」
「妹が福引で当てたクリスマスツリーのサンタさんもこの人でした いやはや懐かしい パイプ掃除に使われてたのなら日本ではキセル掃除に使われてた? 江戸時代に伝わってたらラオ屋さんがサンタさんになってたのかもしれませんね」
「煙突を通ってくるサンタクロースが煙突掃除に使われる…」

など数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。読者のみなさんはモールサンタをツリーに飾ったことはあるだろうか?

Green Pepperさん関連情報
Xアカウント:https://x.com/r2d2c3poacco

(まいどなニュース特約・中将 タカノリ)