40年愛用するテルモの体温計/myuさん(@myu.kom)提供
40年愛用するテルモの体温計/myuさん(@myu.kom)提供

「この体温計、うちが生まれた時からあると思うねんけど、、いつ電池なくなるん。一生一緒におる気ちゃうかな」--。

そんなコメントとともに、年代ものの電子体温計の写真を紹介した投稿がSNSで注目を集めました。投稿者の家庭では40年近く使い続けられており、その“長寿ぶり”がSNSで注目を集めました。

投稿したのは、Threadsユーザーのmyu(@myu.kom)さん。写真に写っていたのは、液晶表示のついたテルモ製の電子体温計でした。

myuさんは「小学生の頃には記憶にあったので、かれこれ40年はあるかと思います」と話します。この体温計について家族と話したところ、「水銀の体温計が割れて、ちょうど電子体温計が出た頃に購入したんじゃないかな」との会話があったそうです。

子どもの頃には、風邪をひいたときに使っていた思い出もあるといいます。
「学校を休みたいときなんかは、猫の脇に挟んだりもしました」と振り返りました。

長年使い続けている理由について、myuさんは「特に壊れたり電池切れもせず健気に頑張ってくれてるので買い換える必要がなかったです。コロナ禍で毎日体温を計らなければならなくなり、新しいのを購入しましたが、最近では風邪っぽいときはまたこの体温計を使ってます」と話しています。

投稿への反響も大きく、表示回数は241万回を超え、5.6万件の「いいね」が寄せられました。コメント欄には「うちにも同じのがあります」「私の家のも30年以上現役」「一生使えそう」といった声が相次ぎ、同じような体温計を長く使う人たちの共感を呼びました。

myuさんは「みなさんのコメントを読んで、同じものを持っている方が多くてびっくりしました。忘れていた思い出を思い出してくれるきっかけになったのがうれしかったです」と話しています。

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ちなみに体温計の販売元であるテルモ株式会社の担当者に確認したところ、現在販売中の製品の耐用年数は4.5年または5年で設定されているとのことです。

40年近く使用できることについては、「耐用年数を過ぎても性能がすぐに低下するわけではありませんが、外装が破損したり、先端の測温部や内部の電子部品などが劣化していることがあるため、そのまま使い続けると正しく体温を測定できなかったりする可能性があります」として、耐用年数が過ぎる前の買い替えをおすすめしているといいます。