「若者のLINE離れ」の実態は? ※画像はイメージです(Paylessimages/stock.adobe.com)
「若者のLINE離れ」の実態は? ※画像はイメージです(Paylessimages/stock.adobe.com)

返信のプレッシャーや対人関係のストレスを背景に「若者のLINE離れ」が進んでいるという話を聞きますが、その実態はどのようなものなのでしょうか。株式会社MERY(東京都千代田区)が運営するWEBメディア『MERY』が実施した「スマホ活用に関するMERYアンケート」の結果によると、Z世代が利用する頻度が多いアプリ・サービスは、「LINE」が1位となりました。その一方で、情報収集ツールは「Instagram」、推し活は「X」が最多となり、令和の若者はSNSを巧みに使い分けていることがわかりました。

調査は、全国の15歳~29歳の男女1000人を対象として、2025年9月にインターネットで実施されました。

まず、「利用時間や頻度が多いアプリ・サービス」を調べたところ、1位「LINE」、2位「YouTube」、3位「Instagram」、4位「X(旧Twitter)」、5位「TikTok」と、主要SNSが上位にランクインし、若者においてもコミュニケーションツールとしてLINEが最も活用されていることがわかりました。

他方、「情報収集をするのに最も使っているアプリ・サービス」についてカテゴリごとに聞いたところ、推し活は「X」(28.7%)、ファッションや美容・コスメ、飲食店(カフェ含む)、お出かけなどではいずれも「Instagram」(ファッション41.0%、美容・コスメ37.3%、飲食店50.0%、お出かけ42.3%)が最も多い結果となり、若者は目的によってSNSを巧みに使い分けている様子がうかがえます。

その一方で、「スマホから離れる時間を持つように意識している」と答えた若者が49.3%、と半数近くとなりました。

ちなみに、「商品の購入や行動を決める際、SNSが決定に関与することがある」と答えた若者は62%。「SNSが決定に関与するもの」としては「美容・コスメ」(31.7%)、「ファッション」(30.4%)、「飲食店(カフェ含む)」(29.9%)が上位に挙がりました。