「母親たちのLINEあるある」「ダルい相手とのLINEあるある」--SNSで話題を集めたこの2つの投稿。長文、改行、そして大量の絵文字…。「うちの母もこれ!」「全国共通で笑った」と共感と笑いが広がっている。
投稿したのはXユーザー・まさお浪(@huton_rou)さん。話題の“あるある”をどう描いたのか、話を聞いた。
■「お互い長文で会話」 “母親っぽさ”を描いた投稿が話題に
今回のシリーズは、もともと「好きな人とのLINEあるある」を投稿していたユーザーを見て思いついたという。
「それを見て、『じゃあ母親たちのLINEあるあるもあるな』と思ったんです。日常でよく目にする風景を描きたくなって」
実際の母親とのLINEがモデルというわけではないそうだが、描いたのは“リアルな日常の一コマ”。
「お互いに長文で会話しているところに、いかにも“母親っぽさ”を感じました。『ダルい相手とのLINEあるある』の方は、ママ友同士のやり取りを想像して描きました。夕飯を作りながら長文で会話してる…そんな感じです」
投稿には「✨💦☺️!!️」など、“母親LINE絵文字”を指摘する声も相次ぎ、リプ欄は「うちの親そのまんま」「絵文字のチョイスが完璧」と盛り上がった。
■投稿主も驚き「全国共通だった」共感コメントが殺到
まさお浪さん自身も、反響の大きさに驚いたという。「思った以上に共感のコメントが多くて、“全国共通だったんだ”とびっくりしました」
確かに、リプ欄には、
「ママのLINE長いって娘に言われた」
「絵文字大量発生してるの、まさにこれ!」
「これ見たら母が恋しくなった」
など、笑いと共感が入り混じった声が続々。
一見笑える“あるある”の中に、家族の距離感や世代間ギャップがにじむ点も、多くの人の心をつかんだようだ。
■ 作者は“短文ポンポン派”「追いLINEは苦手です」
一方で、まさお浪さん自身は「短文ポンポン派」だという。
「長文でまとめて送るより、テンポよく送りたいタイプですね。LINEで一番苦手なのは“過度な追いLINE”。恋人同士ならまだしも、普通のやり取りで何度も送られるのはちょっとしんどいです(笑)」
■「共感して笑ってもらえたらそれでいい」
投稿の目的について尋ねると、まさお浪さんは笑いながらこう語る。
「特にメッセージ性とかはなくて、“あるある”として笑ってもらえたらそれでいいんです。日常の中のちょっとしたズレや癖を、クスッと笑える形で描けたらなと思っています」
今後も「日常あるある」シリーズの投稿は不定期で続ける予定だそう。世代も立場も関係なく、「わかる!」と笑い合える“LINEあるある”。次回作でも、また全国のタイムラインを賑わせてくれそうだ。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

























