株式会社ウェルファーマ(東京都渋谷区)が展開するブランド『fuwari(ふわり)』は、このほど「更年期以降の女性の恋愛・性生活」に関する調査を実施しました。同調査によると、既婚女性の約7割が「夫に恋愛・性的な感情を持っていない」ことがわかりました。
調査は、全国の50歳~69歳の女性600人(50代300人、60代300人)を対象として、2025年10月にインターネットで実施されました。
まず、「結婚または恋愛関係にあるパートナーはいますか」と尋ねたところ、「結婚している」は66.3%、「事実婚・同居」は2.3%、「恋人がいる」は5.7%、「パートナーがいない」は25.7%という結果となりました。
また、「現在、恋愛や性的な関心を持っている人」については、72.8%が「いない」と回答。一方で、「ある(結婚・事実婚・同居しているパートナーに対して)」は19.5%、「ある(交際中の恋人に対して)」は5.3%、「ある(パートナー以外の人に対して)」は1.3%、「ある(推し(芸能人など)に対して)」が1.5%という結果になりました。
これを既婚者女性(398人)に絞ってみると、「ある(結婚・事実婚・同居しているパートナーに対して)」は27.9%にとどまり、69.1%が「夫に恋愛・性的な感情を持っていない」ことが明らかになりました。
次に、全回答者に対して、「更年期後の性欲の変化」について聞いたところ、6割強が「弱くなった(弱くなった55.7 %、少し弱くなった10.5 %)」と回答。一方「変化はない」は32.0%、「強くなった(少し強くなった1.7%、強くなった0.2%)」はわずか1.9%でした。
結婚・事実婚・同居しているパートナーがいる女性(446人)に、「セックスの頻度」を尋ねたところ、「10年以上ない」(52.0%)や「5年以上ない」(13.0%)など、1カ月以上性行為がないセックスレスの人が実に85.2%を占めました。
また、「更年期前後でのセックス頻度の変化」については、約7割が「下がった(下がった64.6%、やや下がった7.6%)」と回答しています。
では、現在、どのような「性的・親密なスキンシップ」を求めているのでしょうか。
この質問に対しては、ますか」という質問には、「手を繋ぐ」(25.8 %)や、「ハグする」(20.7 %)、「マッサージやタッチで触れ合う」(13.7 %)などが上位となった一方、最も多かった回答は「特にない」(62.8 %)でした。
次に、「更年期以降のセックスの弊害」について聞いたところ、「体力・気力の低下」(34.3 %)、「性欲の減退」(32.2 %)、「性交痛」(19.0 %)という結果になりました。
前述の「更年期以降のセックスの弊害」について、「性交痛」が上位に挙がったことを受けて、「性交痛を感じた経験の有無」を尋ねたところ、約2人に1人が「ある」(53.1%)と回答し、そのうちの約2割が頻繁または毎回痛みを感じていることから、性交痛が更年期以降の性生活の大きな障害になっている実態が浮き彫りとなりました。
最後に、「更年期以降の恋愛で必要なこと」を尋ねたところ、「心のつながり」(69.5%)や「精神的な支え・安心感」(55.3%)といった「心の充足」を重視する傾向が見られた一方で、「手を繋ぐ」(27.5%)や「セックス含む身体的なスキンシップ」(12.0%)などの身体的なスキンシップを求めている女性も一定数いることがわかり、更年期以降も“触れ合いを通じて愛情を確かめたい”と感じる人がいることが明らかになりました。
























