モバイルバッテリーの正しい使い方や処分方法を知っている人は少数派 ※画像はイメージです(Vitalii/stock.adobe.com/)
モバイルバッテリーの正しい使い方や処分方法を知っている人は少数派 ※画像はイメージです(Vitalii/stock.adobe.com/)

モバイルバッテリーの正しい使い方や処分方法を知っていますか?外出時の必需品として持ち歩く人が増える一方で、発火などのトラブルも起きています。

アンケートによると、モバイルバッテリーの正しい処分方法を「確実に知っている」と回答した人は11.8%にとどまりました。インターネットリサーチのクロス・マーケティング株式会社が、20~69歳の男女1100人を対象に2025年10月に調べました。

モバイルバッテリーの所有率と持ち歩くかどうかについて尋ねました。所有している人は52.8%で、年代別では20代は52.7%、30代は54.1%、40代は52.7%、50代は51.8%、60代は52.7%で幅広い年齢層が所有しているとみられます。持ち歩く習慣がある人は35.8%年齢層を問わず同様の傾向が見られました。

モバイルバッテリーの所有台数は、1台が58.3%で最も多く、次いで2台が25.7%、3台以上と答えた人は16.0%でした。持ち歩いている台数は、1台が85.0%でした。

■3割以上が「特に気にしていない」モバイルバッテリーの正しい使い方

モバイルバッテリーの安全性への意識を尋ねると、最も多かった回答は「特に何も気にしていない」(36.4%)で、「安全性については気になるが、特に使い方や製品を変えてはいない」(23.1%)が続きました。

「信頼できるメーカーの製品を選ぶ」(19.8%)、「高温になる場所に放置しない」(16.3%)、「以前から安全には気をつけていたので、特に変化はない」(15.5%)、「強い衝撃を与えたり、圧力をかけたりしないように気を付ける」(14.9%)など、具体的な対策をあげた人は10%台にとどまりました。

■モバイルバッテリーの処分方法「確実に知っている」のは約1割

モバイルバッテリーの正しい処分方法を尋ねたところ、「確実に知っている」人は11.8%にとどまり、「なんとなく知っている」(30.2%)を合わせても半数に届きませんでした。若い世代ほど処分方法を知らない人が多く、20代では7割が「知らない」と回答しました。

具体的な処分方法については、処分方法を知っている人の多くは、「自治体の指定する回収拠点に持ち込む」(27.9%)または「家電量販店に設置された回収ボックスに入れる」(26.4%)と回答しました。

【出典】株式会社クロス・マーケティング/<モバイルバッテリーに関する調査>