水道光熱費が気になる冬場。みなさんは、手洗いと食洗機では、どちらが水道光熱費を節約できると思いますか。パナソニック株式会社(東京都港区)が実施した調査によると、約4割が「食洗機より手洗いの方が節約できる」と考えていることがわかりました。
調査は、共働き世帯または専業主婦/主夫世帯で日常的に家事をしている全国の20~80代の男女400人を対象として、2025年12月にインターネットで実施されました。
はじめに、「冬場、特に『料金が増えている』『気になる』と感じる水道光熱費」を尋ねたところ、「暖房」(73.0%)と「入浴」(38.3%)に回答が集まり、毎日行う「食器洗い」はわずか5.3%にとどまりました。
資源エネルギー庁のデータ(※)によると、家庭における用途別エネルギー消費では、「暖房」よりも「給湯」の方が大きな割合を占めており、実際には家庭内でトップクラスのエネルギーを消費している「給湯」が、完全にノーマークとなっていることがわかりました。
(※)出典:資源エネルギー庁ウェブサイト/世帯当たりのエネルギー消費原単位と用途別エネルギー消費の推移
また、「冬場の水道光熱費で増えていると感じる項目」については、「電気代」(62.5%)が突出したのに対して、「燃料・ガス代」(23.0%)や「水道代」(3.8%)への関心は相対的に低い結果となり、リビングのエアコン設定温度や照明には厳しくても、キッチンの蛇口から流れるお湯が「隠れコスト」になっていることは、意外と気づかれていない事実が明らかになりました。
次に、「冬の食器洗いで最も負担に感じること」を聞いたところ、「水の冷たさ」(34.0%)が最多となり、この「冷たさ」を回避するため、全体の77.0%が食器洗いに「お湯」を使用していることが判明。
一方で、66.8%の人が「お湯で食器を洗う際にガス代と水道代が二重でかかっていることを意識している」と回答しており、「冷たい水で我慢するか」と「コストをかけてお湯を使うか」という二択を迫られた結果、多くの人が寒さに勝てず、結果的にコストがかかる「お湯」を選択せざるを得ない実態が見えてきました。
そこで、「手洗いと食洗機では、どちらが水道光熱費を節約できると思いますか」と尋ねたところ、39.5%が「手洗いの方が安い」と回答し、依然として「機械を使うことは電気代がかかるため高い」というイメージを持つ層が一定数存在することがわかりました。
この結果について、節約アドバイザーの和田由貴さんは以下のように解説しています。
「手洗いでお湯を使っている方の多くは水道代に目が行きがちで、お湯を温めるためのガス代や電気代もかかる点については、意外と見過ごされています。
冬場は、エアコンやストーブ、さらには灯油など部屋を暖めるための光熱費が最も目立ってしまいますが、実際は冬の水は夏よりもぐっと冷たくなるため、給湯器で水を温める分のガス代や電気代が大きく増えるタイミングでもあります。
また、手洗いの場合は水の流しっぱなしで無駄が生じやすく、ひと冬の間に数千円単位で水道代とガス代の両方が上がる事例も少なくありません。
一方、食洗機を使うと、手洗いと比較して使用水量を最小限に抑えられ、水をお湯にするためのエネルギー使用量も削減できるため、手洗いよりも光熱費を大きく節約することができます。
例えば、約5人分の食器を洗う場合、手洗い時にかかる水道代・ガス代・洗剤代の合計が年間で約4万6200円になるケースでも、食洗機を活用すれば年間約2万2300円と、半額ほどの節約につながります」
最後に、「食器洗いの際の節約方法で実践していること」を尋ねたところ、「まとめて洗う」(40.8%)、「水をこまめに止める」(33.8%)が上位に挙がりました。
◇ ◇
【出典】
▽パナソニック調べ























