「動物病院に連れて行くために、ケージからキャリーに移動させるの失敗……からの大脱走!! 脱走犯、サルになる。頼む……降りてきて」
そんなコメントとともに投稿された元保護猫の写真が、Threadsで話題になっています。写っているのは、白猫の「あなご」さん。まん丸で大きなお顔と、どっしりとした体つきがたくましい男の子です。
2025年12月、パートナーの茶トラ猫の女の子「じゃこ」ちゃん、そして2匹のあいだに生まれた子猫の「しらす」ちゃん(女の子・生後6カ月)とともに、飼い主さんに保護されました。3匹はまだ人馴れしていません。まだ触れることができないため、飼い主さんは程よい距離感を保ちながら、焦らず、見守っています。
投稿は、そんなあなごさんを動物病院へ連れて行く日に起こったハプニングを綴っています。ケージにいたあなごさんをキャリーバッグに入れようとしたところ、隙をついて逃げてしまいました。あなごさんが向かったのは…何と、洗濯物を干していた室内の物干し竿の上! 2つのハンガーにまたがり、後ろ片足で物干し竿をつかみながらバランスをとっています。
だんだんと両耳はペタンと垂れ、物干しの上に体を乗せて体勢をキープするあなごさん。一見、冷静に見えますが「ど、どうしよう?」と、戸惑っているようにも見えます。
まるで忍者のような姿が、7000件超の“いいね”を集め、「すごいバランス力!」「SASUKEやってますね」など、驚きの声が寄せられています。飼い主のHirokoさん(@hiroko_5___3)にお話を伺いました。
■逃げ場を失った末の、まさかの選択
ーー撮影時の状況を教えてください。
「あなごさんは、ケージの天井をこじ開けて脱走しました。そのあと、カーテンをよじ登り、隣にあった高さ1.8メートルほどの室内用の物干し竿に飛び移りました」
ーーこの光景を目にした感想は?
「サルみたい! どうやって降ろそう!? と思いました」
ーーこのあと、どうなったか教えてください。
「この体勢のまま、30分ほど降りてきませんでした。見かねた夫が、革手袋をして降ろそうとしましたが、思いきり噛みつかれて、あえなく断念。人がいると怖がって降りてこないようだったので、安全に降りられるように簡易的な足場を用意して、キッチンに隠れて様子を見守ることにしました。しばらくすると、足場を倒して飛び降り、部屋の隅へ。すかさず、扉を開けたケージを少しずつ近づけ、脇から逃げられないように囲いを作って、じりじりと追い込んでいくと、あなごさんが自分からケージに入ってくれました。悪戦苦闘した1時間でしたね」
ーーあなごさんは、家族で保護されたんですね。
「2024年の夏頃から、庭に姿を現すようになったんです。当初は、これ以上野良猫を増やしてはいけないと思い、TNR(※)しようと思っていました。ところが、冬が近づく頃に来なくなったんです。『どうしたのかな』と気になっていたところ、2025年3月に、再び庭に現れました。それからは、来たり来なかったりする日々が続いていたのですが、夏の終わり頃、突然、じゃことしらすを連れて来ました。それからは毎日、3匹で来るように。冬が近づくにつれて寒さが厳しくなってきたので、このままにはしておけないと思い、愛護団体さんから捕獲機をお借りして保護しました」
(※野良猫を捕獲(Trap)し、不妊・去勢手術(Neuter)を施し、元の場所に戻す(Return)こと)
この投稿には、あなごさんの身体能力に驚く声や、思わず笑ってしまう声が寄せられています。
「すごいバランス力!」
「かわいすぎる(笑)」
「SASUKEやってますね」
「顔に拒否って書いてある」
「確固たる意思が感じられる」
「サルになってて、カッコいい」
「必死なの伝わって来ますね(笑)」
「ちょ……タスケテって情けない顔してて最高」
「ごめんなさい、深刻なのに……鼻水出ちゃいました(笑)」
「飼い主さんが必死に声かけしてると思えば思うほど笑えてしまって」
「かわいい! お腹が! 特にお腹。断固いきません!との決意を感じますね」
(まいどなニュース特約・梨木 香奈)























