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パートナーと新生活を始める際、それぞれが持ち寄った家具や家電が重複して困った経験はありませんか。株式会社PRIMEが運営する不用品回収サービス「粗大ゴミ回収隊」が実施した「結婚・同棲時の家具・家電の処分」に関するアンケート調査によると、回答者の約9割が結婚・同棲時に何らかの家具・家電の重複を経験しており、そのうち約3割が「どちらを残すか」でパートナーと意見対立を経験していることが明らかになりました。

この調査は、結婚・同棲経験者を含む全国の成人男女500人を対象に、2026年2月にインターネット形式で実施したものです。

■重複した家具・家電、トップは「ベッド・布団」

まず、重複して困った家具・家電を尋ねたところ、最も多かったのは「ベッド・布団」で16.9%、次いで「冷蔵庫」が15.8%、「洗濯機」が13.9%と続きました。「特に重複はなかった」と回答したのはわずか8.8%にとどまり、大多数のカップルが何らかの重複を経験していることがわかります。

これらはいずれも一人暮らしの段階から各自が所有している生活必需品です。特に「ベッド・布団」は、同棲・結婚を機にシングルからダブルサイズへの変更が必要になるケースも多く、「どちらかを残す」だけでなく「両方を新調する」という選択肢まで視野に入れた検討が求められます。

■約3割が「どちらを残すか」で意見対立

次に、重複した家具・家電について、パートナーと揉めた経験はありますかと尋ねたところ、「全く揉めなかった」と答えたのは70.2%でした。一方で「少し意見が分かれた程度」が20.8%、「数回揉めた」が7.2%、「何度も揉めた」が1.8%と、何らかの意見対立を経験した人は合計29.8%に上りました。

特に揉めた家具・家電については「ベッド・布団」が23.4%でトップとなり、「冷蔵庫」19.9%、「ソファ」16.3%、「洗濯機」14.9%と続きます。ベッドや布団は毎日使うものであるため、機能性だけでなく寝心地といった個人の好みが強く反映されやすく、「妥協したくない」という心理が意見対立を生みやすいと考えられます。

■判断基準の1位は「機能性・使いやすさ」

そして、どちらの家具・家電を残すかの判断基準については、「機能性・使いやすさ」が35.2%で最多となり、次いで「新しさ(購入時期)」が28.6%、「デザイン・見た目」が17.8%という結果になりました。

この結果から、購入金額(7.3%)や愛着・思い入れ(5.5%)よりも、「これから長く使う上でどちらが便利か」という実用的な視点で判断しているカップルが多いことがわかります。また「新しさ」が2位に入っている点も、長期使用を見据えた合理的な判断が働いている表れと言えるでしょう。

最終的に「何を多く残したか」については、「パートナーの方が多く残った」が31.1%で最多となり、「自分の方が多く残った」27.5%、「だいたい半々」25.4%と続きます。「両方処分して新しく購入した物が多い」という回答も16.0%あり、どちらを残すかで折り合いがつかない場合に新調を選ぶカップルも一定数いることが示されました。

■処分方法と費用--大多数が1万円以内で完了

次に、処分方法で最も多かったのは「自治体の粗大ゴミ回収」で37.4%、次いで「リサイクルショップへの持ち込み」18.2%、「不用品回収業者への依頼」14.5%という順でした。処分費用については「5000円未満」が37.0%で最多、「無料」も23.8%あり、大多数のカップルが1万円以内で処分を完了させています。

処分の時期としては、「同棲・結婚前にすべて処分した」が44.6%と最も多く、事前に計画的に進めるカップルが多い傾向がみられました。一方で「3ヶ月以上かかった」が15.2%、「まだ処分できていない」が8.6%と、約2割のカップルが長期間にわたって不用品を抱えている実態も明らかになりました。

■処分で最も大変だったのは「運び出しの重労働」

最後に、家電・家具の処分で大変だったことについては、「運び出すのが重労働だった」が31.3%で最多となりました。続いて「処分方法を調べるのが面倒だった」22.1%、「粗大ゴミの予約・手続きが面倒だった」18.0%と続き、情報収集や手続き面での負担を挙げた回答者も合計で40.1%に上りました。

新生活の準備で多忙な時期に、重い家具・家電の運び出しや煩雑な手続きまで対応するのは、肉体的にも精神的にも大きな負担となっています。また「スケジュール調整が難しかった」という回答も10.5%あり、2人の予定を合わせて処分作業を行うことの難しさも浮き彫りになりました。

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新生活をスムーズにスタートするためには、処分計画を事前に立てることに加え、大型家具・家電の搬出については専門の不用品回収業者を活用するという選択肢も有効と言えそうです。

【出典】
株式会社PRIME