10歳の自分からの手紙。開封する瞬間(画像提供:ゆーさん)
10歳の自分からの手紙。開封する瞬間(画像提供:ゆーさん)

「ついにこれを開ける日が来ました! 何が書いてあるか未知数すぎて開けるのが怖いです」ーー。そんなコメントとともに投稿された1通の封筒が、Threadsで話題になっています。

投稿したのは、ゆーさん(@yk._my713)。色とりどりのクローバーやハートが描かれた封筒には、「10年後の自分へ」「10才まで、あけちゃだめ!! 10才の夢と希望がつまっています!!」と書かれていました。

これは、10歳のときに書き、20歳になるまで大切に保管していた「未来の自分」への手紙。続く投稿では、ついに封を開け、その内容の一部を公開しています。

「がんばってください。あと、自分でしゃべる前に、頭の中でしゃべっていい事なのか、考えてからしゃべってくださいね」

これを読んだ投稿主さんは、「子どものころ、永遠に言われてたやつ(笑)。さすがにもうできるようになってると思いたい」とコメントしています。

投稿には7200件を超えるいいねが集まり、

「なんか、いいなー」
「めちゃくちゃかわいらしいこと書いてますね」
「10歳の子がこんな冷静に20歳の自分宛に書けたことがすごいっ」
「開ける日が来たと言うことは……20歳のお誕生日おめでとうございます」

などの声が寄せられました。

さらに、過去の自分から受け取った手紙にまつわる体験談も続々。「私は『今どこに住んでいますか?』とたった一文書いてありました。沖縄の離島へ移住した直後に届いて震えました」「私は好きな子2人いるって書いてて、大人になって2人とも経営者になって成功してるから見る目あったと確信した覚えがあります(笑)」など、さまざまな反響が寄せられています。

■「想像通りにいっていれば…」4枚に綴られたメッセージ

この手紙を書いたのは、小学校で行われた「2分の1成人式」の授業だったと投稿主さんは振り返ります。

「当時の私は、ペラペラと思いついたことを何でも人に話してしまう子どもでした」

手紙は勉強机のマットの中に入れて保管。「開けるのをとても楽しみにしていたので、存在を忘れたことはありませんでした」といいます。

封筒に入っていたのは1枚ではなく、全部で4枚。将来の夢のほか、「こんな人間になっていてほしい」という願いも綴られていました。

「『想像通りにいっていれば、優しくて、温かくもきびしくできて、人の話もきちんと聞けるようになっていて、努力ができる人になっているはずです』と書いてありました」

そして、「しゃべる前に考えて」と書いた背景には、当時ならではの理由がありました。

「両親にはいつも、私が話しすぎることを注意されていました。両親によると、永遠に自分のことを話し続け、『自分のことばかり話すのではなくて人の話も聞くんだよ』と言われると、今度は相手を質問攻めにしていたらしいです」

■昔の自分から届いた、今につながる言葉

そんな自分自身へのアドバイスを、投稿主さんは今、どう受け止めたのでしょうか。

「昔よりは、考えてから話すことができるようになってきていますが、今でも『今のは言うべきではなかった』と後悔することもあります。気軽に自分の考えをつぶやくことができるSNSでは、とくに『話す前に考える』ことが必要だと思います。これからもこの言葉を肝に銘じて生きていきたいと思いました」

昔の自分が残した言葉は、今だからこそ、また違った意味を持って届いたようです。

今回の投稿をきっかけに、「結婚などの節目に向けた手紙を書いてみては」とすすめる声もあったそうで、投稿主さんは「書いてみようと思います」と話します。

次に封筒を開くときは、今の自分から、さらに未来の自分へ。節目ごとに残した言葉が、そのときどきの自分を振り返る小さな贈り物になりそうです。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)