見た目や行動からでは、人の目的を推しはかることは難しいようです。漫画家・ぶしやまさんの作品『糸目のお花屋さん』は、ミステリアスな店主とその正体にせまろうとする男のやり取りが描かれています。同作はX(旧Twitter)に投稿されると、約1.7万ものいいねを集めました。
とある国にて、チャイナドレスに身を包んだ女性・リャンファは生花店を営んでいます。ある日、深くフードを被った男性が店内にやってきて「例の種を。『楽園』の『妖精』だ」とつぶやきました。
リャンファは「何のことやろ?聞いたことのない花やねえ」というと、男性は舌打ちしながら札束を見せつけ、はやく物を出すよう急かしました。しかし当のリャンファは、本当になんの話か分からなかったのです。
次第に男性は苛立ちを隠せなくなり「俺には売れねえってことかよ…!?」と怒声をあげます。男性の対応に困ったリャンファは、特別に無料プレゼントとして花束を贈呈しました。しかし、しびれを切らした男性は刃物を見せつけ、無理矢理にでも店内を探し出そうとします。
そんな脅迫めいた男性に対し、リャンファは「アカンてお客さんほんま」といいながら、片手でいとも簡単に男性のナイフを奪ってみせました。男性はその手技におどろくと、無料贈呈の花束とともに店外に放り投げられます。
その後男性は、組織のメンバーとともに「やっぱあの花屋ただもんじゃないっすよ」「何か隠してるよな絶対…」と話します。どうやら、リャンファはその強さから男性やその周囲の人たちから怪しまれているのでした。
読者からは「まさかの予想外だった…」「ただ怪しいだけとはw」などの声があがっています。そこで、作者のぶしやまさんに話を聞きました。
■主人公が謎めいているのは雰囲気だけ
-同作を描いたきっかけについて教えてください
ふとした時に糸目のお姉さんキャラを描いてみたいなという考えが生まれ、じゃあ糸目のお姉さんキャラを描くとしたらどうすれば面白いか?糸目のキャラクターは何となく怪しげで強そうなイメージがある→そういうキャラに裏が無いのもギャップがあって面白いのでは?という思考から実際に描くに至りました。
特定のきっかけというよりは、こうしたら面白いかもの積み重ねかもしれません。
-謎めいた雰囲気のある主人公でしたが、どのような人物だとご想像しますか?
謎めいているのは雰囲気だけで、至極真っ当に育てられた真っ直ぐで優しい良い子なのだと思います。カンフーを教えた祖父が実は過去に修羅場を潜っていた……というのはうっすら考えていますが、その祖父も故郷の田舎で単に健康体操兼護身術としてカンフーを教えているので、あまり悪いことや汚いことに手を染めてほしくないという気持ちで育てたのではと。
しかし滲み出る胡散臭さというものもあるので、そういった仕草なんかも祖父のせいなのかもしれません。
-この後、組織やリャンファがどうなっていくのか気になりますが、続きは執筆されているのでしょうか?
とくに作っていませんが、もしご要望が多ければ描いてみようと思います。
また現在はKADOKAWA様の漫画アプリであるカドコミ・ニコニコ静画にて「ダウナー女神は推しが強い」ドリコム様のweb漫画サイト、ドリコミにて「このサキュバスなんか太い」2作品を連載中です。同作が好きな方にはこの2作品も楽しんでいただけると思うので、ぜひチェックしてみてください!
(海川 まこと/漫画収集家)
























