戸建ての賃貸で思いがけないトラブルが!?
戸建ての賃貸で思いがけないトラブルが!?

選択肢は少ないものの「部屋数が欲しい、庭がある家に住みたい!」という方に人気がある「戸建ての賃貸」。

築年数が古かったり駅から遠かったりする物件、転勤期間だけという定期借地が条件の物件など、家賃が安い物件の選択肢が比較的多いこともあり、戸建ての賃貸物件に絞って探す方も少なくありません。

今回はそんな戸建ての賃貸ならではの「思いもよらなかったトラブル」についてお話を集めてきました。

■庭に植えられていた枇杷の樹

Aさん(関東在住、30代、パート)は夫の転勤のため、結婚直後から住んでいた賃貸マンションから4歳の子どもと一緒に築30年が過ぎた戸建て賃貸に引っ越してきました。

転勤は新しい拠点の立ち上げに伴うもので、当初から2年と期間が限られていたこともあり、まだ小さい長男が伸び伸びと過ごせそうな、広い庭付きが魅力の戸建て賃貸物件を会社の借り上げ社宅として契約してもらったそうです。

その戸建ての持ち主は奥さんの病気をきっかけに近所の高齢者向けサービス付きマンションに引っ越したというご夫婦で「少しでも年金の足しになればうれしい、思い出もあるから売って更地になるのも悲しくて」と引っ越し初日にわざわざ挨拶に来てくれて、Aさん家族も大事に使おう、という気持ちでいたのですが、ひとつだけモヤモヤしていることがあります。

それが、庭に植えられている枇杷の樹の実を大家さんがふらっと庭に入ってもいでいくことでした。

広い庭には剪定が必要な庭木が何本か植えられていて、剪定が必要な時は大家負担で手配することが契約書に明記されています。

「枇杷の実は大家さんのもの、っていうのは別に気にならないんですけど、家の中を通らなくても庭に入れるとはいえ、勝手に入って収穫していくのってどうなんでしょう?普通にニコニコして「食べごろですよどうぞ」っておすそ分けも渡されるから、悪気ないんですよね。マンションと違ってクレーム入れられる中立の立場の人もいないし、来年の収穫時期が今から憂鬱です」

確かに対処に悩む内容ですよね…!

■雨漏りで天井に染みができる…直してほしいとお願いしたけれど

Bさん(関東在住、40代、会社員)夫婦は多趣味で、集めたグッズや洋服、CDなどの置場を確保するために、部屋数の多い戸建てを賃貸しています。

入居して3年ほどは何事もなく暮らしていたのですが、先日の警報級の大雨の影響か、ふと気がついたら2階の天井の端に、今までなかった水で濡らした痕のような染みができているのに気がつきました。

「雨漏りしているのかも…。もしまた大雨で、本格的に雨漏りしたら大変だから、そうなる前に直してほしい!」と管理会社を通じて連絡したところ、なんと大家さんからの返事は「屋根を補修する修繕費が手元にない。染み程度で実害は発生していないなら、しばらく様子を見たい」とのこと。

Bさんは引っ越すべきか、真剣に悩んでいるそうです。

■急に「息子一家が住むことになったから立ち退いて」まだ契約期間内ですけど!?

Cさん(関東在住、30代、主婦)は知り合いの紹介で戸建て賃貸に住んでいます。将来的には周辺で土地を購入して戸建てを立てる予定もあり、元々2年程度の期間と考え、一般的な「2年間」として契約書を交わしていました。

ところが入居して1年も経たないある日、大家さんから「息子一家がこちらに戻ってくることになった。その家に住むので、2カ月で退去してほしい。」と突然電話がかかってきました。

一般的な知識として借主に権利があること、裁判になれば立ち退く必要はないことは理解しているものの、知り合いの紹介でこれからもこの近辺に暮したいことを考えると、あまり揉めない方がいいのかな…と慌てて次の家を探すことにしたそうです。

賃貸用のマンションや不動産会社が管理する物件はこういうことが起こりにくいから次はマンションにするとのことで、確かに「個人」の所有物件に起こりがちなトラブルなのかもしれませんね。

(まいどなニュース特約・中瀬 えみ)