マイホームを購入するとき、多くの人が一度は悩むのが「新築にするか、中古にするか」という選択です。株式会社AZWAY(東京都豊島区)が運営するWebサイト『幸せおうち体験談』が実施した「中古か新築か、住まい選びの決め手」に関するアンケート調査では、最終的な決め手、そして住み始めてからの満足度や「未練」の有無まで、リアルな実態が明らかとなりました。
この調査は、全国の20~60代の住宅購入者300人を対象として、2026年6月~8月の期間にインターネットで実施されました。
調査の結果、「新築(注文住宅)」(38.0%)、「新築(建売戸建て)」(19.7%)、「新築(マンション)」(10.7%)など新築が68.3%、「中古戸建て」(16.3%)、「中古マンション」(15.3%)など中古が31.7%となりました。
また、「中古と新築のどちらにするか、最終的な決め手」については、「立地・エリアのこだわり」(64.7%)と「予算・価格」(62.7%)に回答が集まったほか、「広さ・間取りが希望に合っていた」(41.0%)という回答も見られ、住宅選びでは、「新築か中古か」という違いそのものよりも、どこに住むのか、いくらまで出せるのかが大きな判断材料になっていることがうかがえました。
「新築を選んだ人の決め手」としては、「立地・エリアのこだわり」(60.5%)、「予算・価格」(50.7%)に加えて「新しさ・清潔感」(34.1%)が上位に挙がりました。
一方、「中古を選んだ人の決め手」では、「予算・価格」(88.4%)、「立地・エリアのこだわり」(73.7%)、「広さ・間取りが希望に合っていた」(57.9%)が上位となり、中古住宅を選択する際には、価格が非常に大きな意味を持っていることが分かりました。
さらに、「選ばなかったほうについても真剣に検討しましたか」という質問には、「最初から今の選択しか考えていなかった」(44.7%)や「一応見てみたが早い段階で絞った」(37.3%)など、多くの人が早い段階で新築か中古かを絞っていたことが判明。
興味深いのが、「選ばなかったほうにしておけばよかった」と感じる割合です。両方を本格的に比較した人では、未練を感じる割合が40.7%に達しており、選択肢を詳しく比較するほど、それぞれのメリット・デメリットが見えてきて、「あちらを選んでいたらどうだっただろう」と考えてしまうのかもしれません。
ちなみに、「選ばなかったほうを最終的にやめた理由」を聞いたところ、「希望の立地に物件がなかった」(36.3%)や「価格が合わなかった」(32.0%)など、ここでも「立地」と「価格」が上位となりました。
そのほか、「設備・仕上がりの状態が不安だった」(24.3%)や「維持コスト・リフォーム費用が不安だった」(22.7%)といった中古を見送る理由も見られました。
また、「実際に購入した住宅の満足度」については、全体の90.4%が「満足」と回答。新築・中古別で見ても、新築で92.2%、中古では86.3%と高い結果になりました。
では、「やっぱりもう一方にしておけばよかった」と思うことはあるのでしょうか。
「選ばなかったほうにしておけばよかったと思うことはない」とした人は81.7%となり、大多数の人は、購入後に大きな後悔を感じていないようです。
ただし、新築・中古別に見ると、未練を感じることがある人は、新築15.1%に対して中古25.3%となっています。
次に、「中古か新築かを選ぶうえで最も不安だったこと」を聞いたところ、新築では「価格の高さ・予算オーバーへの不安」(22.7%)、中古では「目に見えない傷み・老朽化の不安」(31.7%)がそれぞれ最多となった一方、「最初からほぼ迷わなかった(一択だった)」(20.7%)という回答も見られました。
また、「住宅選択の際に一番参考になった情報源」としては、「不動産会社・ハウスメーカーの担当者」(40.3%)、「住宅情報サイト」(19.3%)、「家族・友人の経験」(12.3%)が上位に挙がりました。
なお、情報源別の満足度を見ると、「家族・友人の経験」を参考にした人は94.6%、「不動産会社・ハウスメーカーの担当者」を参考にした人は90.9%が満足していると回答しています。
最後に、「これから住宅を選ぶ人に向けて、中古か新築かを選ぶときに最も重要なこと」を聞きました。
その結果、「自分たちの優先順位を先に整理する」(50.3%)、「価格差+維持費・リフォーム費をトータルで比較する」(22.0%)、「実際に両方を内見・比較してから決める」(17.3%)といった回答が上位に挙がりました。
自由記述では、「新築の一番の利点は、将来的に住宅にかかる金額が読めることでした。中古だと見えない傷みの修繕費が読めませんし、住み替えの際に老朽化が進んだ物件は買い手がつかないとも思いました」(30代)、「新築は購入するまで実際の部屋を見ることができず、モデルルームも一番よい部屋しか見られないので、決め手に欠けました。中古は実際に見られる点が安心です。ただ人気物件は即決しないと取られてしまうので注意も必要です」(40代)、「価格優先で考えましたが、住んでみて改装せざるを得ない点がたくさん出てきて、もっと時間をかけて検討すべきだったと思いました。それでも月々の負担額を考えると負担が少ないので、そこはよかったです」(30代)などの声が寄せられました。
これから住宅購入を考えている人は、物件を探し始める前に、家族で「絶対に譲れない条件」と「妥協できる条件」を整理してみると、住まい選びがよりスムーズになるかもしれません。
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【出典】
▽幸せおうち体験談/住宅購入者300人に聞いた、中古か新築か結局どちらを選んだ?決め手1位は「立地・エリア」64.7%























