スマホを投げる用の的(秋野ひろさん提供)
スマホを投げる用の的(秋野ひろさん提供)

家の中にあるはずなのにスマートフォン(以下、スマホ)が見つからず、探しているうちに時間が無駄に…。そんな経験は、誰しもあるのではないでしょうか。

その時間を減らすべく、斬新な視点からスマホをなくさないための対策を描いた『【現代っ子】家の中でスマホをなくしてしまうすべての人へ……』(作:秋野ひろさん)がX(旧Twitter)で話題です。同作の主人公は、「丁寧ならぬ暮らし」アドバイザーの広野アキです。丁寧ではない日々の暮らしのなかで生じるさまざまな困りごとに、最適なライフハックを提案しています。

冒頭では、せっかくのひとり時間を有効活用したいのに、家の中でなくしたスマホを探しているうちに時間を無駄にしてしまうことがあると語る広野。まるでワープしたかのように見つからなくなるスマホですが、「実は自分で変なところに置いているだけ」という残酷な事実が、広野の研究によって明らかになったといいます。

そこで広野は、自身がスマートフォンをなくしやすい状況とその対策をまとめ、日常生活ですぐに実践できる3つの方法を提案します。

1つめの対策は、無意識のうちにベッドへスマホを投げてしまうことへの対策として、投げる先の的を作ることです。このように「投げたくなる地点」をあえて作ることで、投げたときに飛んでいく範囲を絞れます。

次に紹介するのは、ごちゃついた棚の上などに置いてしまい、スマホがどこにあるのか分からなくなるトラブル対策です。広野は最初、この対策としてスマホを首から下げるストラップを購入してみたものの、肩が凝ってしまい、習慣化には至りませんでした。

しかし、この紐には意外な活用方法がありました。それは部屋の至るところにフックを設置し、スマホから伸びるストラップをかけて置ける場所を作ることです。これでどこかにスマホを置き去りにしてしまう心配は減少するでしょう。

また、スマホ探しで、もっとも落胆するパターンである「散々探した挙句、ポケットの中にスマホがあった」の対策も広野は考えていました。それは、部屋用ベストを準備し、その右ポケットに常にスマホを入れる習慣をつけることです。

固定のポケットを用意するこの対策に、広野はかなりの効果を感じているそうで、現在では外出時にもベストをよく使っているのでした。

読者からは、「『OK G〇〇gle! 音量を100%にして!』が効きます」や、「そのポケットにスマホを入れるとは限らない…」などさまざまな声があがっています。そんな同作について、作者の秋野ひろさんに話を聞きました。

■物を探すのって、労力以上に情けなく感じる気持ちの疲れも大きい

-同作を描かれたきっかけを教えてください。

やはり普段からスマホを家の中でなくすことがよくありました。

物を探すのって、労力以上に情けなく感じる気持ちの疲れも大きいなと思い、自分なりに対策を考えたり周りの人の方法を聞いたりしてマンガにしました。

-その後もベストを着用する方法は続けていますか?

正直なところ、ここしばらくやっていません・・・。

原因は夏の暑さで、家を出るときにスマホをベストのポケットに入れたまま脱いでしまうことが2度あり、いまは「絶対にズボンの右ポケットにしまう」ということにしています。

-作中の方法以外にも実践された方法はありましたか?

なくさないための工夫とは違うのですが、なくした場合の工夫として、似たような悩みを持つ友達と「スマホをなくしたときはお互いに、PC経由で連絡をとり、スマホに電話をかけあおう」と、お願いするハードルを下げる約束をしていました。

でもこれも何度かやると申し訳なくなってきて、結局いまは効果が少ないです。

(海川 まこと/漫画収集家)