26日、パリで開かれた追悼集会に参加する市民ら(共同)
 26日、パリで開かれた追悼集会に参加する市民ら(共同)

 【パリ共同】フランスの首都パリ郊外イブリーヌ県で23日、男が銃を乱射し1人が死亡、7人が負傷した事件があり、ヌニェス内相は26日、ニュース専門テレビBFMTVで「人種差別的なテロだ」と強調した。被害者にはアフリカ系とアラブ系がおり、移民系市民を狙った可能性があるとみて、対テロ検察が捜査を進めている。

 ヌニェス氏は「(容疑者は)憎悪と人種差別に突き動かされ、殺人に及んだ。これはテロだ」と述べた。拘束されたのはイブリーヌ県在住の男(39)。地元メディアによると、拘束直後、黒人やアラブ人を標的にしたと警察官に語ったという。

 対テロ検察のクリステン検事は26日の記者会見で、「容疑者が人種差別的な動機を否定している」と明らかにした。ただ、被害者の大半の属性や容疑者の発言とされる内容から、人種差別的な動機があったとみて、刑罰を重くする加重事由を適用していると説明した。

 パリでは26日、追悼集会が開かれた。地元メディアによると、約3千人が参加。「人種差別に反対する」などのプラカードを掲げ、犠牲者を悼んだ。