アンプを操作する救急隊員。朝8時から翌朝8時まで泊まり込みで勤務する=鹿児島市天保山町の鹿児島中央消防署
アンプを操作する救急隊員。朝8時から翌朝8時まで泊まり込みで勤務する=鹿児島市天保山町の鹿児島中央消防署

 「救急車のサイレン音が変わった気がする」との声が南日本新聞に寄せられた。出動は夏に次いで年末が多く、とりわけ身近な命の現場。そもそも、いつから今の「ピーポー音」なのか。消防やメーカーに取材すると、音は昭和に生まれた後、静かに進化していた。(南日本新聞社)

■出動は全国で右肩上がり

 鹿児島市消防局では昨年1年間に約3万8600件、13.6分に1回の割合で出動があった。救急課の担当者は音の変化について「『住宅モード』のことかもしれない」と言う。

アンプを操作する救急隊員。朝8時から翌朝8時まで泊まり込みで勤務する=鹿児島市天保山町の鹿児島中央消防署

 サイレンを操作する救急車内アンプのボタンの一つ。押すと、通常の音よりも低い音が出る。夜の住宅街や救急車の出入りが多い病院周辺で使う。「うるさい」「眠れない」といった苦情があるためだ。