記事特集
阪神・淡路大震災で被災した神戸市民ら約四十人が各地を訪問し、当時の経験や支援に対する感謝を伝える「市民のかけ橋 神戸から全国へ」が十一日、スタートする。今年夏、豪雨災害に見舞われた福井県美山町などを皮切りに四十六の市町で十年間の取り組みを報告する。
同市などが進める「震災十年 神戸からの発信」の一環。十日には参加メンバーらが矢田立郎市長を表敬訪問。各地で手渡す「感謝の気持ちを込めて震災の経験や教訓、元気になった神戸のまちを発信します」とする「神戸市民からのメッセージ」を記したプレートも市役所のロビーに掲げられた。
自宅が全壊し、避難所生活を送りながら運営にも携わった神戸市東灘区の増井弥生さん(51)は「自分の力だけでは何もできず、コミュニティーがいかに大事かを知った。一人ひとりが、それぞれの体験を伝えることが支援をいただいた私たちの使命だと思う」と話した。
2004/12/11神戸拠点に復興支援 国連防災世界会議 神戸で開幕2005/1/18
二重ローン2000人超す 兵庫県まとめ2005/1/17
被災世帯20%「生活再建不可能」 市民団体調査2005/1/15
語り部グループ「KOBE1995」発足 被災体験忘れず生かそう2005/1/14
震災前比、4割減収 県中小同友会と神戸新聞合同調査2005/1/14
野島断層 大地震の危険続く 政府委が長期評価2005/1/13
「家族の死」なお自責の念 震災遺児聞き取り調査2005/1/13
10年「節目でない」85% 震源地・淡路 遺族アンケート2005/1/13
戦前の名建築1/3が消失 阪神間、NPO調査2005/1/7
家庭の防災 家具固定2割、食料備蓄3割 震災アンケート2005/1/6
最終第10巻完成 記録しつづける会 高森代表の“遺作”2005/1/5
全半壊の9割対象外 生活再建支援金2004/12/30