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碑は語る 震災10年

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海岸に立つモニュメント。復興の意味を問い掛ける=明石市大蔵海岸通2
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海岸に立つモニュメント。復興の意味を問い掛ける=明石市大蔵海岸通2

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 明石海峡と淡路島を望む明石市の大蔵海岸公園に阪神・淡路大震災のモニュメント「明日(あした)」がある。

 建立されたのは、震災から五年目の二〇〇〇年一月十七日。以来、毎年「1・17」には、モニュメントの前に献花台が設けられ、市民が犠牲者の慰霊に訪れる。

 モニュメントは、「震災の風化を防いでほしい」との市民の要望などを受け、「犠牲者の慰霊」「教訓の伝承」「復興の推進」を理念に、市が設置した。

 制作者は同市魚住町長坂寺の彫刻家竹内巖(いわお)さん(60)。

 竹内さんも、神戸市長田区の妻の実家が被災し、悲惨な光景を目の当たりにした。

 「義理の両親は無事だったが、食料を届けるためにミニバイクで長田まで行った。あたり一面が火の海で、燃えるものはすべて燃えていた」と当時を振り返る。

 「誰もが予期することのできなかった天災。強烈な力を感じた」

 モニュメントには、竹内さんが感じた地震の脅威が反映した。直方体の白御影石を二つ垂直に合わせ、横たわる石の先端は震源地を向く。垂直に立つ石は“明日”、つまり未来を示す。石の連結部はゆがみ、地震の力の強さを象徴する。

 モニュメントのそばに、犠牲になった市民二十六人の名を記した銘板と、当時の様子を記した冊子などを入れたタイムカプセルが埋められた。市制百周年の二〇二〇年に掘り起こされる。

 「碑には、復興という意味も込めた。それがどういう形のものか。それぞれが答えを見つけてほしい」。碑は私たちに問い掛ける。

(記事・写真 植田治男)

2005/1/12

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