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 兵庫県と神戸市などは8日、来年度に同市で初開催する都市型フルマラソン大会の基本計画を発表した。名称は「神戸マラソン」とし、11月20日に実施。約2万人の参加を見込み、阪神・淡路大震災の教訓や体験の発信も目指す。市役所前を出発し、南京町や鉄人28号モニュメントのそばを通り、明石海峡大橋でターン。須磨海岸など海沿いを走り、ポートアイランドにゴールする。

 この日、神戸マラソン実行委員会(会長=植月正章・兵庫陸上競技協会長、60人)の第1回総会が開かれ、コース設定=地図参照=や大会テーマ「感謝と友情」などを了承。実行委事務局によると、今後、日本陸上競技連盟の公認を受け、来年4月から参加者を募集するという。周辺の通行止めは最大で5時間の予定。

 クオーターマラソン(約10・5キロ)と、ポーアイの中を走るファミリーマラソンも実施。約6千人のボランティアが運営を支え、震災時の支援への感謝を示す。ゴール地点や沿道では、ジャズの演奏やファッションショー、スイーツの提供などを行い、神戸の魅力を発信する。

 矢田立郎神戸市長は会見で「鉄人28号など、立ち上がっていく街の姿を見てほしい」。井戸敏三兵庫県知事も「震災の経験や教訓を風化させず、災害に備える重要性を訴えたい」と強調した。大会経費は5億~6億円を想定。協賛企業や団体を募る。来年秋に大阪マラソン、その翌春には京都マラソンが予定され、井戸知事は「関西3都市の相乗効果で盛り上げたい」とした。(中島摩子)

2010/9/9
 

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