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阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼し、復興を願う光の彫刻「第16回神戸ルミナリエ」が13日、閉幕を迎えた。神戸市中央区の会場では、雨が降る中を約10万2千人が列を作り、まばゆい光を見上げて名残を惜しんだ。
神戸ルミナリエ組織委員会によると、12日間の来場者は343万4千人で、新型インフルエンザの影響があった昨年を21万6千人下回った。組織委は「不況に加えて、初日と最終日の雨が影響したのでは」とみる。
制作費や警備費など5億円以上の運営経費を補う募金は、最終日を残して約6100万円が集まった。昨年より500万円少ないペースだが、組織委は「募金してくれた人の数はほとんど変わらない。不況もあって、一口あたりの募金額がやや減ったようだ」と話す。
今年は震災遺族の語り部活動が初めて催された。長男を亡くした男性(68)は「日を追って話を聞いてくれる人が増え、勇気づけられた。ルミナリエ原点回帰の第一歩になる」と手応えを口にした。(直江 純)
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