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最後の追悼コンサートで、心を込めて歌う森さん=15日午前、西宮市の地すべり資料館
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最後の追悼コンサートで、心を込めて歌う森さん=15日午前、西宮市の地すべり資料館

 阪神・淡路大震災による地滑りで34人が亡くなった兵庫県西宮市仁川百合野町の「地すべり資料館」で15日、最後の追悼コンサートが開かれ、地元住民や遺族ら200人以上が訪れた。震災で弟を失い、国内外の被災地で歌うゴスペル歌手森祐理さん=大阪市=が、当時を振り返りながら、美しい声を響かせた。

 地元住民グループ「ゆりの会」が、2002年から毎年主催してきたが、メンバーや遺族の高齢化などのため、10回目の今回で幕を閉じる。

 コンサートでは、代表の高橋光子さん(71)が「多くの方にお世話になって続けてこられた。今日は、明日に向かって進む場にしたい」と涙を浮かべ、あいさつした。森さんは、被災地から生まれた「しあわせ運べるように」などを独唱した。

 篠山市今田町、木島悦子さん(72)は、地滑りで妹の斉藤洋子さん=当時(53)、義理の弟実さん=当時(56)、めい弓子さん=当時(25)=を亡くし、毎年コンサートに来ていた。「高橋さんらに感謝している。妹たちも喜んで聴いていたと思う。最後になり、本当に寂しい」と話していた。(網 麻子)

2011/1/15
 

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