前回のブログで取り上げた夏期限定保育所バイトが、何とか終わりました。
反省点は多々あるものの、「とにかく大きな事故なく終われた…!」という安堵と、寂しさと。0、1歳児クラスに入ることが多かったため完全に膝がやられ、商業施設の和式トイレでしゃがんだが最後、しばらく立ち上がれないという事件(?)も起きたものの、終盤は希望して0、1歳児さんを担当させてもらいました。
近所のスーパーで赤ちゃんを見かけては、一人ひとりの笑顔が思い出され、恋しくなる毎日です。
さて、その保育所バイトをする上で、ぶつかった壁がありました。
「名字問題」です。
わたしの名字の「萩原」は、いわゆる旧姓(旧氏)=結婚前の名字で、戸籍上は夫の姓の「近藤」。
ですが、このブログでもたびたび、しつこく、嫌と言うほど書いてきた通り、結婚したら必ずどちらかの姓にしなければならないという、世界中探しても日本だけなナゾ制度にあらがい続けています。
変更の手続きや使い分けが大変、というのはもちろん、自分の一部である姓をどちらかが失う理不尽。さらに、その94%が女性という不均衡。
仕事で「萩原」を名乗るだけでなく、子どもの学校に提出する書類もPTAでもそのへんのイベントに参加するときも、わたしはすべて「萩原」で通しています。「夫婦の姓が違うと家族の絆が~」という意見もあるようですが、少なくともわが家の子どもたちは、「ママは萩原やんな!」と、違和感なし。
この4月、地域の「主任児童委員」(民生委員の、子ども専門版)になったのですが、「萩原(近藤)」と委員登録するまで、すったもんだがありました。
同じく今春、長男が入学した県立高校では、合格者説明会で提出書類を見た先生から「お母さんの本名は、結局どちらですか?」と聞かれ、「先生の言う『本名』って、なんでしょうか…?」と返し、初日からメンドクサイ親決定です。
「萩原だの近藤だの、そんなことにこだわってヘンな人やなぁ~」って思われてるだろうな……
心の中では震えつつ、長年議論されている「選択的夫婦別姓」は、「みんな別姓にしよう!」ではなく、「別姓か同姓か、選べるようにしよう」というだけ。
「そんなこと」すら変えられないこの国で、次世代までにはそんなことぐらい変えよう!という一心で、震えながら「ヘンな人」を貫いています。
で、保育所バイトの話ですが。
応募フォームに「戸籍上は『近藤』ですが、仕事や生活全般で旧姓の『萩原』を使用していますので、『萩原』と記載しています」と記入。採用通知も「萩原」宛てで届き、関係書類でもその点に触れられていなかったため、問題なかったんだぁ~と喜んだのもつかの間…
指示された通り役所にマイナンバーを提出しに行くと、「応募書類とマイナンバーカードの名字が違う人が来た…ザワザワ…」と、なったのです。
「萩原」姓が書かれた主任児童委員証も出してみたものの、証明とは認められず。職員のみなさんがしばらく話し合った結果、戸籍抄本も提出することになり、後日再度、足を運んだのでした。
わたしは「萩原」だけど、それを証明するものがない。この一件で、痛感しました。
運転免許証などに旧姓が併記できるようになったのが、2019年。新たな免許証を再発行してもらう方法(表面の氏名欄にかっこ書きで旧姓のフルネームが併記されます)と、すでに持っている免許証の裏面に旧姓を記載する方法(この場合は無料)があります。
免許更新に合わせて手続きをするつもりが、まずは住民票に旧姓を載せねばならないと直前に知り、先延ばしになっていました。これを機に、「やってみよう!!」と思い立ち、いま持っている免許証に旧姓を載せることにしました。
①住民票に旧姓を載せる。
ネットで調べると、「手続きには戸籍謄本が必要」との情報も見かけたため、市役所の窓口に持参したものの、実際には本人確認書類(運転免許証など)があればよく、10分ほどで終了。
②マイナンバーカードにも旧姓を載せる。
①で発行された書類を持ち、マイナンバーの担当部署へ。旧姓の記載などでカードの情報が変更されると、英数字6~16ケタの「署名用電子証明書暗証番号」が使えなくなるそう。もともと設定した番号を完全に忘れていて焦りましたが、その場で新しい暗証番号を再設定すればOKでした。カードへの旧姓の記載も、25分ほどで終了。
③さらに、運転免許証に旧姓を載せる。
事前に持ち物を確認したほうが良かろうと、兵庫県警のHPを確認したうえで、最寄りの警察署に電話しました。離婚などで旧姓に戻す人が多いと思われ、電話口で「運転免許に旧姓…」と切り出すと、「ハイ、旧姓に戻すんですね!その場合は…」「いえいえ、旧姓を…」といったやり取りが、数回。
旧姓が載ったマイナンバーカードがあれば住民票などは不要で、運転免許係の自動受付機で申請書に印字、交通安全協会で手続きをして、また免許係へ。すべて合わせても15分ほどで終わりました。
しかし。
念願かなったはずなのに、この達成感のなさはなんでしょう…。
次の免許更新までは、裏面にちっちゃく「萩原真」が加わっただけ。
そして、オモテに書かれたところでしょせん、「近藤真(萩原真)」とカッコ書きかと思うと、何とも言えぬむなしさが襲ってきます。免許係のおまわりさんに、「せめて、萩原のほうを先に書けませんかね…?」と問うと、「いえ、本名が先です」。またまた「本名って…」と、モヤモヤしながら帰りました。
免許を返納するまでには、選択的夫婦別姓が実現しますように…!!と祈りつつ、
しばらくは震えながら、メンドクサイ人を続けようと思います。























