■神戸第一2ー0氷上 全ての回で走者を背負い、うち7度は得点圏に進まれたが、本塁だけは守り抜いた。神戸第一は2年生右腕川崎が15奪三振で完封し、8強入りした一昨年以来となる夏の白星をつかんだ。 前半は最速135キロの直球を決め球に三振の山を築き、後半は低めのカットボールを振らせた。走者を許しても「ピンチの方がギアを上げられて楽しい」と腕を振った。 淡路は因縁の地だ。昨夏、同じ球場であった甲陽との2回戦で、4点リードの九回に逆転サヨナラ負け。衝撃的な敗戦をベンチで見届けた川崎は「試合が終わるまで気を抜いては駄目」と教訓にした。この日も追加点を得た後の九回に二進されたが耐え抜き、「ここから先の相手は際どい球も打ってくる。強気にいく」と気合を入れ直した。(初鹿野俊)【高校野球特集ページ】こちら【選手名鑑ページ】こちら